梅雨の晴れ間

６月初めというのに真夏日が続いたと思ったら、いきなりの梅雨入り。
横浜でも２日間で平年の６月１か月分の雨が降ってしまうという豪雨でした。
やっと雨が上がったので、三溪園の菖蒲を見に行って来ました。

菖蒲の花は３回咲くそうで、今はだいたい２つ目の花が開いたところ。
大雨の影響で、花柄を摘む作業が遅れているそうで、しぼんだ花が残っています。
ボランティアの方も交ざって、きれいにする作業が続いていました。

菖蒲の傍らでは、半夏生（ハンゲショウ）が「夏はもうすぐ」と言わんばかりに日を浴びています。

ボートを漕ぎ出して池の中ほどにある和船から水をくみ出す人。
先日の大雨のせいで水がたまったようです。

雨がたっぷり降ったおかげで、内苑の桜の大木についた苔が瑞々しくきれい。

「クマさんの文様がたり vol.094」でも、ご紹介した「二葉葵」の文様が聴秋閣の襖に見えます。
つかの間の梅雨の晴れ間。内苑の建物はどこも開け放って風を入れているようでした。

内苑奥の天授院の付近でやっと紫陽花を見つけました。全体的には見ごろまでもう少し時間が必要です。

外苑にたくさんある梅の木には実がたわわ。もう落ちているところもありました。
う～ん、もったいない。「三溪園梅酒」とか「三溪園梅干し」とか作ってくれたら買うのに。

ぐるっと回って菖蒲田に戻ってきたら、花柄がきれいに摘まれていました。
お世話してくれている方々に感謝です。

文・写真／八谷浩美

09 June 2014