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				よしおか工房に学ぶ はじめての植物染め 紫紅社 
					
						
							
							4月22日、横浜ルミネの朝日カルチャーセンターで 
							「染織家が語る 古都の色彩・奈良編」と題して 
							染織史家 吉岡幸雄(よしおか さちお)さんの講演会がありました。 
							以前、本棚でご紹介した「色の歴史手帖」の著者です。 
							テレビでお見かけするとおりのやさしげで気さくな方でした。
  
							教室で見せていただいたものをいくつかご紹介します。
							  
							東大寺お水取りや薬師寺花会式の造り花。 
							引き染めされた和紙で作られています。 
							1枚の和紙に刷毛で引いて染めては乾かしてを4~5回繰り返し、 
							椿の花弁にふさわしい濃い紅の色にしていくそうで 
							40×50㎝の和紙に紅花が約1キロ要るそうです。 
							黄色は支子(くちなし)の実を濃く煎じて、やはり引き染めします。 
							真紅を50枚、黄色を30枚、白を50枚、 
							毎年2月23日の花拵え(はなごしらえ)の日の前日までに納めているそうです。 
							造られる花は約400個。 
							一般の人には触れることの出来ない貴重な物です。
							  
							正倉院の 花樹双鳥文 夾纈(きょうけち)の再現。
							  
							植物染料である日本茜の根と、染め上がった糸。
  
							本で読んでいても実際に本物を見て、手に取ることが出来たのは 
							本当に貴重な体験でした。
  
							正倉院の染織や法隆寺伝来の「獅子狩文錦」の復元をされていて 
							どうしても1200年前の物に勝つことができない。 
							少しでも近づこうと努力しているので今も続けていくことができる。 
							と仰っていたのが、とても印象的でした。
  
							先生のお話に刺激を受けて、すこし植物染めをかじってみたくなって 
							ご本を購入し、しっかりサインもいただきました。
				葉 
  
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