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				別冊太陽 染と織シリーズ 正倉院裂 名物裂 1977年 春  平凡社 
					
						
							
							古本屋さんに時々ふらっと出かけます。 
							平凡社の別冊太陽のシリーズが好きで、見つると、ついつい買ってしまう。 
							この本もその中の一冊。
  
							1977年、昭和52年発行とある。 
							この頃、何をしていただろう? 
							もちろん着物には興味など無くて、 
							タイトスカートにヒールを履いて、バリバリ仕事をしていた。
  
							さて、この本を買ったのは、いつだろう? 
							今はどこにでもあるブックオフもツタヤも私の近所には無かったような気がする。
  
							そうそう、伊勢佐木町の小さな古本屋さん。 
							せまい階段を上って行くと、独特な紙の匂いに取り囲まれる。 
							細い通路の先に、日本美術全集とかがあって、 別冊太陽のシリーズは隅の方に並んでいた。 
							手に取ってページをめくると、誌面いっぱいに大きく写し出された裂の数々。 
							糸の一本一本がわかるほどアップの写真。 
							本物を手に取ることはもちろん、見ることもできないような物たちが本の中から現れた。
  
							別冊太陽という本を知ったのはこの時が初めてかもしれない。 
							そのころの私は、着物に興味はあったのだろうか? 
							うーん、今となってはそれも定かでは無い。
  
							でも、今もこうして開いては、楽しんでいる。
  
							ほかに1977年 夏 小袖・能装束、秋 友禅・小紋、冬 絣・紬が有ります。 
							35年前の別冊太陽を手に入れるのは難しいかもしれませんね。 
							でも、正倉院の宝物は、宮内庁のサイトで見ることができます。 
							また、毎年秋には奈良国立博物館で『第64回 正倉院展』が開かれます。 
							そのころ奈良に行く方は、スケジュールに組み入れるのもいいかもしれません。
  
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				葉 
				06 
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